平和市民公園能楽堂30周年記念公演 能楽の祭典

平和市民公園能楽堂30周年記念公演『能楽の祭典』

演目:能「猩々」「三輪・白式神神楽」

   狂言「寝音曲」

「能楽の祭典」は平和市民公園能楽堂がお贈りする、年間最大の能楽公演です。

今年で30周年を迎えるにあたり特別公演を開催します。

はじめに平和市民公園能楽堂で開講された「こども能楽教室」参加者が仕舞を披露。

また山本泰太郎氏による狂言「寝音曲」、谷村育子氏による能「猩々」と馬野正基しによる能「三輪・白式神神楽」をお送り致します。

※能は詩や舞踊・音楽といった要素が詰まった、いわば和風のミュージカルやオペラのようなものです。笛や鼓による伴奏と謡に合わせ、舞台上の人物が舞いながら物語を展開する演劇です。

 

○狂言「寝音曲」

主人に謡を謡えといわれた太郎冠者は、酒を飲まないと声が出ないとか、妻の

膝枕でなければ謡えないなどともったいつけます。主人は太郎冠者に酒をふるまい、自分の膝に寝かせて謡わせます。主人が寝ていないと声が出ないという太郎冠者の体を起こすと、やはり声がかすれて出ません。しかし、何度も寝かしたり起こしたりしているうちに、太郎冠者が取り違えて、寝かせると声がかすれ、起こすと声が出、しまいには調子に乗って立って舞い始めてしまうのでした。

 

○能「 猩々 」

中国のかね金山の麓、揚子の里に、高風という大変親孝行の男がすんでいました。ある晩のこと、高風は、揚子の市でお酒を売れば、富み栄えることができるという夢を見ます。夢のお告げに従って、お酒の商売をしたところ、高風はだんだんとお金持ちになっていきました。

高風が店を出す市では、不思議なことがありました。いつも高風から酒を買い求めて飲む者がいたのですが、いくら酒を飲んでも顔色の変わることがありません。高風が不思議に思い、名を尋ねると海中に棲む猩々だと名乗りました。

その日、高風は、酒を持って潯陽の江のほとりへ行き、猩々が現れるのを待っていました。そこえ赤い顔の猩々が現れます。猩々は友の高風に逢えた喜びを語り、酒を飲み、舞を舞います。そして心の直な高風を称え、今までの酒のお礼として、酌めども尽きない酒の泉が湧く壷を贈った上で、酔いのまま臥します。それは高風の夢の中での出来事でしたが、酒壷はそのまま残り、高風の家は長く栄えたといいます。

 

○能「 三輪・白式神神楽  」

三輪山中に庵結ぶ玄賓僧都(ワキ)のもとに、いつもやって来ては花水を捧げる女(前シテ)がいた。晩秋のある日、夜寒しのぐ衣を玄賓から授かった女は、自分は三輪の里に住む者だと名乗ると、杉の木を目印に訪ねて来てほしいと告げ、姿を消す。

そこえ里の男(アイ)が訪れ、玄賓の衣が三輪明神の神木の杉に懸かっていたと教えられる。実は先刻の女こそ明神の化身であった。玄賓がその神木のもとえ行くと、三輪明神(後シテ)が出現し、玄賓に感謝を述べる。明神は自ら罪を背負うことで人々を仏道へ導くわが身の行いを明かし、いにしえ男の姿で現れ1人の女のもとへ通った故事を語る。

明神はさらに、先刻の受衣こそが罪の苦しみを和らげる法の恵みであったと明かすと、その礼として天岩戸の神秘を見せ、神道の奥秘を玄賓に伝えるのだった。

日時:2021年1月24(日)

開場10時半 開演午前11時半 終演予定午後4時半

    ■ 狂言「寝音曲」  山本泰太郎 山本則孝

    ■ 能「猩々」    谷村育子ほか

    ■ 能「三輪・白式神神楽」 馬野正基ほか

    ■「こども能楽教室」発表会

場所:平和市民公園能楽堂

料金:S席7,700円 A席5.500円 B席4,400円 ※税込

   ※全席指定・未就学児童の入場不可 入場制限有

販売期間:一般:10月1日(木)午前10時~

チケット取扱:平和市民公園能楽堂

ローソンチケット[Lコード: 82070    ]

トキハ会館プレイガイド 097−538−3111